まるで今日初めて出会ったような気分。
出会ってから3ヶ月。少しはお互いのことを知ったつもりになる頃ですね。でも本当に相手のことわかっていますか?そして自分のこと、わかってもらえてます?
今回はデート一つで大きく変わる二人の未来についてのお話。
固定観念ってつまらない。
本が大好きな色白女子の聡子さん(29歳)とじっと座っていることが苦手なスポーツ男子の健二さん(35歳)。初めて二人で出かけた美術展。これまで芸術には全く関心のなかった健二さんを無理やり連れ出しました。
正直言うと、芸術なんて・・ってちょっとバカにしていた健二さんです。あまり意味がわからない抽象画を見ていても、今ひとつ・・・。
でもその絵をじっと見つめる聡子さんの横顔を見ていたら、その眼差しの先にある絵まで愛おしく思えたそうです。
自分の世界がすべて。それはそれで幸せなことです。でも今まで知らなかった世界を知る「きっかけ」はどこに転がっているかわからない。それが大好きな人からのデートのお誘いなら、知ってみるのもよいと思いませんか?
その世界を知ったからといって何かが大きく変わるわけではないかもしれません。でも自分の世界がすべてではないことを知るだけでも、十分に視野が広がったことになります。
君が初めてラムネを飲んだ、シュワシュワ記念日。
健二さんは聡子さんへのお礼に、帰り道、小さい頃通っていた駄菓子屋さんへ寄って、ラムネをご馳走したそうです。聡子さんは、ラムネの存在はもちろん知っていましたが、実際に飲んだことはなく、このときが初体験!もともと炭酸系のジュースは飲まないほうだったので、ラムネのシュワシュワ感に感激したらしいです。
聡子さんはかなりの頑固者。普通にコンビニにあるジュースだったら、飲まなかったかもしれません。でも楽しかったデートの後、彼がわざわざ連れていってくれた駄菓子屋さんだから、飲んでみようという気持ちになったのでしょう。
お互いのことを知るって、一問一答のような直接的なことばかりではないのです。相手のいる世界を一緒に楽しんでみる、そんな方法もあるのです。
興味がないから・・そんな理由もったいない!
自分が知らない世界にこそドキドキわくわくはあるのかも!?